黒くなった爪について
昨年末のフルマラソン完走後、左足の親指の爪が内出血により黒くなりました。
フルマラソンは初めて歩かずに完走できたのですが、いつもより親指にテンションがかかっていたのかもしれません。
既に黒くなってから6か月ほど経過しており、内出血部分も新しい爪に生え変わってきてはいますが、まだまだ黒い部分が残っています。1週間ほど前から爪の付け根の部分に出血のような、膿みのような何か怪しい前触れを発見しました。
ちなみに痛みはありません。今でも走っています。
怖くなり、お風呂上りにマキロンで消毒をしていましたが治りません。意を決して病院に行くことを決心しました。
「意を決して」とは、それに至るまでには並々ならぬ決心が必要だったのです。
なぜなら同じ症状の治療方法をネットで検索すると・・・
- すぐに爪をはぎ取られる。
- 麻酔なしではぎ取られる。
- 爪はぎとりの拷問がある。
というものをよく目にします。
そういえば、父もランナーなので、先日見せたところ、「病院に行った方が良い」というアドバイスと共に、「はぎ取られるけどね」という嫌なことも言われました。しかし、人情としては安心したいので、肯定的な意見も検索します。
- はぎ取られない場合もある。
- 最近ははぎ取らずに治した方が良いという風潮がある。
- はぎ取るか取らないかの権利は患者にある。
- 麻酔をしてからはぎ取ってくれることもある。
- 爪はぎとりの拷問とはこういうものである。
もう不安しかありません。
うちはとても田舎なので、病院に麻酔が無いかもしれません。
しかし、行かなかったらもっとひどいことになるかもしれません。
そういえば中学校の頃、通学路に黒井医院という病院があったような気がします。もうありませんけど。あそこは黒魔術で治すと思っていたので、近づきませんでした。初期のエコエコアザラクは同級生も酷い目に合っていたような気がします。
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「意を決して」朝一番に近くの皮膚科に行ってきました。車で行きましたが、駐車場がいっぱいなので、帰って、歩きで行きました。歩いて1.5kmほどでした。初診なので問診票を書きました。小さく「はぎ取られないか心配です。」と書きましたが、それも先生に申し訳なかったので「はぎ取るときは麻酔をしてください。」と書きました。人がたくさんいて、「1時間ほど待ちます。」とのことだったので、一回家に戻り、改めて車で伺いました。私の前の子が大泣きして診察を受けていました。私の名前が呼ばれました。先生が足を見せてくださいと言いました。先生に足の指を見せました。「あ~、なるほどね~」と先生は言います。
●「新しい爪が生えてきてますね。大丈夫です。」
○「付け根が怪しいのですが・・・」
●「全く問題ありません。経過観察です。」
○「走っても大丈夫です?」
●「全く問題ありません。」
○「毎日お風呂上りに消毒をしていました。」
●「消毒はやめてください。」
○「薬は出ますか。」
●「出ません。不要です。」
○「次回いつ来たらいいですか?」
●「来なくていいです。」
○「ありがとうございました。」
後で調べたところ、皮膚科専門医の先生でした。
今後の予想経過も含め、とても丁寧に説明もしてくれたので安心しました。
なんだか指が治ってきたような気がします。
汚い爪ですが、参考に写真を撮りました。